万年筆を診断、修理 ペンクリニック

 書き味が悪くなった万年筆を、ペンドクターが無料で〝診断〟し、修理するペンクリニックが、和歌山市友田町の近鉄百貨店和歌山店4階、文具BOX(山路昇社長)前で開かれている。8日まで。

 年に2回の催しで、㈱パイロットコーポレーションのペンドクター、奥野浩司さん(48)が来店。初日の7日には、「ペン先が詰まった」「カートリッジがセットできない」などの相談が寄せられた。同社によると2日間で70本ほどが持ち込まれるという。奥野さんはルーペでペン先を確認し、洗浄したり、ペン先を絞ってインクの出方を微調整。長く使うための手入れの仕方をアドバイスしていた。

 42年間愛用の万年筆を持参した同市坊主丁の梅田展さん(88)は「丁寧に修理してもらい助かります。大切に使っていきたいですね」と話していた。

 内容により有料となる場合がある。同社の特定商品購入者には名前を無料で入れるサービスも。午前10時から午後5時。問い合わせは同店(℡073・423・2836)。

万年筆の使い方をアドバイスするペンドクター

万年筆の使い方をアドバイスするペンドクター