交通事故件数減少 26年の岩出署管内
岩出署は平成26年中の管内交通事故(人身)発生件数をまとめた。死者(24時間以内)は4人で前年の5人から1人減少。事故は546件で前年より119件減、傷者は726件で前年より149件減と、ともに減少した。同署は引き続き「死者ゼロ」を目指し、スマートフォンやシートベルトなどの違反の取り締まり強化に取り組んでいく。
昨年の死亡事故は3、6、11、12月に1件ずつ発生。高齢者の死者が1人、25~64歳が3人だった。飲酒事故4件のうち、1件で死者を出している。
人身事故546件のうち、追突事故が243件と全体の45%、次いで出会い頭の92件で全体の17%を占めた。路線別では、国道24号で4件に1件となる25%だった。事故の原因として、安全不確認が177件(32%)、前方不注視が113件(21%)、動静不注視が108件(20%)だった。
市町村別人口1万人あたりの事故件数では、岩出市が件数310件、1万人あたりの件数が58件で県内1位。紀の川市は237件、1万人あたりの件数が37件で10位だった。
同署は「安全不確認や前方不注視などは、ドライバーが注意すれば事故を減らすことができる。一人ひとりが意識し、速度を抑えて思いやりのある運転をしてほしい」と話している。