紀州路に往年の名車続々 ラ・フェスタ
東海・近畿の2府6県を走るクラシックスポーツカーのラリー「ラ・フェスタ・プリマヴェラ2015」が17~20日に開催され、18、19日は県内が舞台となった。今回もタレントの堺正章さん、ラリードライバーの篠塚建次郎さんら著名人の運転を含む約60台が出場し、1920~60年代の名車が紀州路を駆け巡った。
北イタリアの古都ブレシアで1927年に誕生した伝説的レース「ミッレ・ミリア」にちなんで2009年に始まり、ことしで7回目。名所旧跡を訪ねるスタンプラリー形式で、第4回から和歌山市にもスタンプポイントが設置された。
今回は17日朝に名古屋市をスタートし、20日夕刻に京都市に至るコース。18日午後に三重県側から県内に入り、白浜町まで進んだ後、19日は同町から県内を北上。本紙エリアでは海南市の温山荘、和歌山市の和歌浦(片男波海水浴場)、島精機製作所の各スタンプポイントを通過した。
和歌浦は昨年もコースになっていたが、今回は国名勝の景観をより楽しんでもらおうと、美しい砂浜が広がる片男波海水浴場沿いの直線道路を走破するルートにし、スタンプポイントでは市観光キャンペーンスタッフ「アゼリア」らが出場者を出迎え、地場産ワカメなどをお土産に手渡した。
あいにくの雨もレースが和歌浦に差し掛かるころにはやみ、沿道に詰め掛けたファンは、アルファロメオやマセラッティなどの名車が登場するたびに写真を撮るなどしていた。
堺さんや篠塚さんの到着時にはひときわ沿道は沸き、2人も歓声に応えて手を挙げていた。