伏虎小中学校が起工式 29年4月に開校へ

 和歌山市鷺ノ森南ノ丁の市立城北小学校敷地に建設を予定している平成29年度開校予定の伏虎小中学校の起工式が5日、同所で行われ、関係者約60人が出席し、鍬入れ式などで工事の無事を祈願した。

 式で尾花正啓市長は、「9年制の取り組みで、中1ギャップの緩和やコミュニケーションの向上などが期待されます」と同市初の一貫校誕生に向け意欲を示した。施工業者を代表して㈱淺川組の池内茂雄会長は、「技術を十分に発揮し、満足いただける校舎にします」と誓った。鍬入れ式では、尾花市長や中村裕市教育委員長、尾﨑方哉市議会議長らが土に鍬を入れた。

 雄湊地区連合自治会の西村征男会長は「親たちも新しい学校に期待しているので、和歌山一の良い学校にしてほしい」と期待を寄せた。

 新校舎は、鉄筋コンクリート造り(一部鉄骨造り)の5階建て。事業費は、設計が1億1100万円、施工が43億4300万円。業者は、設計が山田綜合設計・和田一級建築設計事務所JV、建築施工が淺川・三友・宮井特定建設工事共同企業体。統合後の児童生徒数は640人(小学校450人、中学校190人)を想定している。

鍬入れ式で(左から)池内淺川組会長、尾﨑議長、尾花市長、中村教育委員長、西村雄湊地区連合自治会長

鍬入れ式で(左から)池内淺川組会長、尾﨑議長、尾花市長、中村教育委員長、西村雄湊地区連合自治会長