デモやシンポで廃案訴え　安保法案に抗議

参院で審議中の安全保障関連法案に反対する「戦争法案廃案！　アベ政治を許すな！　８・３０和歌山行動」が８月３０日、和歌山市で行われた。雨の中、市民ら約３００人（主催者発表）が市役所前からけやき大通り、ＪＲ和歌山駅までをデモ行進した。

この日は国会前で１０万人、全国で１００万人の参加を目指す大型デモがあり、それに合わせて県平和フォーラム（裏野勝也代表）などが主催した。

裏野代表は「聞きたいことしか聞かない」と安倍首相の態度を批判し、「戦争は最大の人権侵害。憲法には、人権とは国民の不断の努力でこれを保持するとある。権力の暴走を食い止める」とあいさつ。民主党の岸本周平衆院議員は「国民を守るための憲法を、権力者が勝手に解釈を変え、縛りを緩めるようなことは絶対に許されない。多数決で国会では法案は通る。止められるのは皆さん一人ひとりのお力しかない」と声を張り上げた。

その後、参加者は「戦争させない」「安倍ヤメロ!!」などと書いたカードやのぼりを手に出発。「戦争する国、絶対反対」「憲法９条、世界の宝」などとシュプレヒコールを上げながら通行人やドライバーに訴えた。

デモ行進する参加者