紀の川市 合併10周年で記念式典

紀の川市の合併10周年記念式典が7日、市役所南別館「ホール田園」で行われ、仁坂吉伸知事や国会議員ら来賓含む約340人で節目の年を祝った。中村愼司市長が式辞、来賓が祝辞を述べ、10周年を機に作った市歌が初披露された。

市は平成17年11月7日、打田、粉河、那賀、桃山、貴志川の5町が合併。桃やイチジク、ハッサクなどの果物が有名で、女優の藤原紀香さんが市のフルーツ大使を務めている。

中村市長は「市民の皆さんに『合併して良かった』と思ってもらえるよう、市民の思いを尊重し、安全安心なまちづくりに努力したい」と式辞。市議会の高田英亮議長は「伝統と文化を次の世代に引き継ぎながら、夢と希望を抱ける活力にあふれ、躍進できるまちづくりを進めていきたい」とあいさつした。

仁坂吉伸知事は「これからも紀の川市はどんどん発展していく。市民の皆さまのご意向に沿っていけるよう努力していきたい」と述べ、国会議員や県議会議員らも祝辞を述べた。

市歌表彰では、全国各地から寄せられた歌詞92点の中から選ばれた、東京都の保岡直樹さんに中村市長が表彰状を授与。保岡さんは「本当にうれしくて、ありがたくて、感謝でいっぱい。広く長く歌い継がれる歌になれば」とあいさつした。

その後、市歌の作曲を手掛けた和歌山市出身の青木進さんのメロディーに乗せて、きしがわ少年少女合唱団が市歌を初披露した。

式典後は、ゆとり研究所所長の野口智子さんが「みんなで創る フルーツのまち」と題して講演した。

合唱団が市歌を披露した

合唱団が市歌を披露した