作って、見て、飾る楽しみ 布花の作品展

布地を染め上げて作った布花の作品展が26日、和歌山市和歌浦中の県公館で始まった。

28日まで。同市の池田希海子さん(64)が講師を務める「花ごよみ」の生徒12人が「花景色」をテーマに、ブーケやリースなど約50点を出品している。

和室と洋室それぞれに雰囲気の合った作品を配置。シルクやビロード、サテンなど、さまざまな素材の布を使い、アジサイやバラなどの花や実、つるものを表現している。

ハボタンやクリスマスツリー風の季節感ある布花の他、何千枚もの小さな花びら一枚一枚をつなげた細やかな技術が詰まった作品もあり、訪れた人たちは驚きの表情で見入っていた。

池田さんは「布花には、作る・見る・飾るという楽しみがあり、若い方にも手作りの良さを知ってもらいたい。心豊かな時間を味わっていただけたら」と話していた。

午前10時から午後4時まで。問い合わせは池田さん(℡073・422・8223)。

見応えのある布花の作品が並ぶ

見応えのある布花の作品が並ぶ