加太青少年セ事業に付帯決議 12月市議会
和歌山市議会の12月定例会は14日、最終日を迎え、総額2億974万円を増額する一般会計補正予算案を含む議案11件を原案通りに可決し、閉会した。
成立した一般会計補正予算の内容は、加太青少年国際交流センター(仮称)建設事業設計委託(7464万円)、遊休不動産再生活用推進事業委託(500万円)、まちなか滞留スポット形成事業備品購入(1000万円)など。
今議会の経済文教委員会の審議では、同センター建設事業について、実施設計に関する補正予算案を提出していながら、前提となる基本設計が未完成で、同委員会への説明も不十分だと指摘。「拙速に事業を進めようとすることが、果たして真に青少年の健全育成に寄与できるのか甚だ疑問」として、今後も同委員会への十分な説明責任を果たすことを市に求める付帯決議を可決したことが、同日の本会議で委員長から報告された。
その他、山口地区で計画されている産業廃棄物安定型最終処分場建設に関する反対決議を求める請願が採択されたのを受け、議員発議により計画への反対を決議。戦没者の遺骨収集の推進に関する法律案の早期成立を求める意見書案を可決した。