プラごみを一般収集に 和歌山市4月から
和歌山市は4月から、プラスチック製容器包装の分別を廃止し、一般ごみでの排出に変更する。プラスチックをごみと一緒に燃やすことにより、熱エネルギーが高まり、熱回収による発電効率が向上し、売電収入のアップなどで約1億円の費用が削減できるという。
市一般廃棄物課によると、市は平成16年4月からプラスチックの分別収集を開始したが、市民にとって分別方法が分かりくく、汚れている物は洗う必要があり、軽いため収集場所から飛ばされるなどの問題がある。現在も分別が徹底されていないのが実情で、分別収集からごみ発電に移行することを決めた。
分別の変更に伴い市は、白色トレー(発泡スチロール製食品用トレー)に関しては、拠点回収ポイント(スーパー)にある回収ボックスに入れるよう呼び掛け、ペットボトルに関しては、キャップとラベルは一般ごみに、本体は中身を洗ってペットボトルの回収日(水曜日)に出すよう市民に説明していく。ごみ情報誌を3月末までに全世帯に配布し、要望があれば単位自治会などでの住民説明会も行う方針。