118番の周知へ 海保が幼・小で啓発活動

海上での事件、事故に関する緊急通報番号「118番」の認知度を高めるため、和歌山海上保安部などは18日、海南市下津町内の幼稚園・小学校に啓発グッズを配布した。

「118番の日」(1月18日)には毎年、釣り公園の客にパンフレットを手渡したり、船の電光掲示板で知らせたりしてきたが、子どもたちから各家庭で広めてもらおうと今回初めて、小学校と幼稚園で活動を実施。

この日は同部と海南海上保安署の保安官5人が大東、加茂川の幼稚園・小学校を訪れ、全園児・児童に、「118番」の切り込みが入った船の形のスポンジを配った。

大東小5年の児玉龍哉君(11)は「海で何かあったら118番に電話することが分かった」。同署の上高久夫次長は「118番は認知度が低く、間違いやいたずら電話も多くある。子どもたちから広めていってほしい」と話していた。

スポンジを児童に手渡す海上保安官(大東小)

スポンジを児童に手渡す海上保安官(大東小)