チャレンジ新商品に3社 和歌山市が認定
和歌山市発の地域ブランドとして成長が期待できる商品を応援しようと、市は10日、市内に拠点を置く3事業所の商品を「チャレンジ新商品」に認定した。市の広報媒体やパンフレットでのPRなどの支援が受けられる。
平成25、26年度に行った「市新商品によるチャレンジ企業認定事業」を本年度からリニューアル。従来は市の機関での使途が見込まれる新商品としていた条件をなくし、加工飲食料品やデザインの見直しによる再販品も認定対象に加えている。今回が認定第1号となった。
審査は、1月13日に有識者などを交えた審査会で委員6人(中畑幹也議長)が行い、応募3商品ともに優れていると評価された。
10日に市勤労者総合センターで行われた認定証授与式で、尾花正啓市長は「認定3商品は、和歌山らしい個性があって素晴らしい」と述べ、各商品のアイデアをたたえた。
3商品は今後、市報に掲載される他、市がパンフレットを作成し、営業などに活用できる。
3商品の概要は次の通り。
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メッセージつき似顔絵はんこ「似てルンです!」=㈲みの印章堂(箕尾光芳社長、東長町)
人物などの似顔絵に、「ありがとう」「おめでとう」など、場面に合わせたメッセージを添えてはんこにした。(5個8640円)
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緊急携帯用トイレ「行っトイレ!」=㈱朋久(田原サヨ子社長、秋月)
慶風高校の校長でもある田原社長が生徒のアイデアも取り入れ、袋や凝固剤、腰に巻く目隠しシート、処理用袋などを同封している。(1個500円)
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「紀州甘辛物語」=紀州甘辛屋(中嶋尚美代表、古屋)
地元名産のショウガを使用して手作りしたジャム、みそ、つくだ煮。パッケージには、和歌山城と八代将軍・徳川吉宗のイメージを採用し印刷している。(1個810円)