市和歌山センバツ初戦へ 山口・南陽工と

 第88回選抜高校野球大会は4日目の23日、第2試合で市和歌山が南陽工(山口)と対戦する。

 南陽工は、これまで甲子園出場春4回、夏3回の県立高校。春の最高成績は8強。130㌔台後半の直球を持つ重冨将希投手と、強肩の藤本大輔捕手のバッテリーを中心に、中国大会で準優勝を飾った。重富は9試合に登板、捕手の藤本も投手として7試合に登板した。

 チーム打率は2割8分1厘。公式戦10試合の平均得点は4・70。出場校の中でも高い数字ではないが、接戦を勝ち抜く粘り強さが際立っている。

 市和歌山は、右腕赤羽陸、左腕栗栖拓巳の両投手の出来が試合の鍵を握るだろう。ロースコアに持ち込み、攻撃ではチャンスを確実にものにしたい。