岩出市議選1人超17人が舌戦 29日投開票

任期満了に伴う岩出市議選(定数16)は22日、告示を迎えた。予想されていた通りの17人(現職13、元職1、新人3)の候補者が立候補の届け出を済ませ、1人オーバーの舌戦がスタートした。「七つ道具」を受け取り、第一声を放った各候補者は、支援者の声援を受けてさっそく戦いへと繰り出した。29日に投開票される。

約250人(陣営発表)の支持者らが集まった新人候補の出陣式では、活気ある市の形成に向けたふれあいと交流の場づくり、将来を担う子どもたちが安全で安心して教育を受けられる環境づくりなどの政策を話し、「厳しい選挙戦になるが、とにかく精いっぱいやるだけのことをやりたい」と支持を訴えた。街宣車に乗り込んだ候補者は、支持者に見守られる中、事務所を出発。「頑張ります」と何度も繰り返し、支持者もそれに拍手で応えていた。

現職陣営の出陣式には、約150人(陣営発表)が集まり、候補者は「最後の最後までお支えください」と支持を訴え、足早に街宣車で遊説に繰り出した。陣営幹部は「まだまだ盛り上がりに欠ける」と低調ムードに不安を漏らしながらも、「目標はトップ当選」ときっぱり。社会福祉をはじめ訴える政策を示しながら、「できる範囲で実現するため、一体で頑張りたい」と意気込んだ。

各候補者は、社会福祉の充実や防災対策、子育て支援、交通渋滞対策など、多岐にわたる政策を公約に掲げて選挙戦を展開している。

23日からは期日前投票が始まり、岩出市役所1階第1会議室で28日までの午前8時半から午後8時まで受け付ける。

21日現在の選挙人名簿登録者数は4万3739人(男2万834人、女2万2905人)。

出陣式で支持を訴える候補者

出陣式で支持を訴える候補者