落し物1位は傘 拾得物・遺失物28年まとめ
県警は、昨年1年間に届け出があった拾得物と遺失物の取り扱い状況を発表した。最も多かった拾得物は「傘」で1万4491点(10・3%)。拾得金の最高額は、集合住宅の郵便受けの上から、メモと共に封筒に入った状態で発見された81万4000円で、翌日に落とし主に返還された。
県警会計課によると、昨年受理した拾得物は14万333件(前年比4986件減)で、金額は1億1917万円(同773万円減)。遺失物の受理は1万9996件(同比48件増)、金額は1億8639万円(同798万円減)だった。
拾得物が落とし主に返還されたのは、1万4992件(同454件増)で、金額は8541万円(同492万円減)。落とし主が現れず、拾得者に引き渡されたのは8万2188件(同1290件)で、金額が2185万円(同30万円減)となった。
落とし主が3カ月間に現れず、その後の2カ月間で、権利が移譲した拾得者が現れなかったり、権利放棄したりしたために県に帰属されたものは4万80件(同187件増)で、金額では1295万円(同157万円減)だった。
拾得物で多かったものは、「傘」に次いで「衣類・履物類」1万2598点(9・0%)、「財布」6552点(4・7%)。遺失物は「財布」が5006点(25・0%)で最も多く、「携帯電話」3732点(18・7%)、「鍵」1296点(6・5%)と続いた。