82施設無料に　紀の川市が小中にパスポート

　紀の川市は本年度、市内の小中学生が神戸市や徳島市、岸和田市などの教育関連施設を無料で利用できる「のびのびパスポート」事業に参加した。紀の川市内では青洲の里の春林軒を無料で開放する。

　のびのびパスポート事業は、神戸市や徳島市が実施しており、本年度から大阪府の泉州地域や紀の川市が新たに加わった。神戸市の須磨海浜水族園や宝塚市の手塚治虫記念館、岸和田市の岸和田城など計８２の加盟施設でパスポートを提示すると、無料で入場することができる。

　パスポートの交付対象は、紀の川市立小中学校に通学、または市に住民登録がある小学１年生から中学３年生。各学校から配布され、市外の小中学校に通学する場合は、学校教育課窓口で交付する（本人確認ができるものを持参）。有効期間は平成３０年４月８日まで。

　担当する学校教育課は「子どもの健全な育成、教育環境のさらなる充実につながれば」と話している。問い合わせは同課（℡０７３６・７７・２５１１）。

本年度から交付を開始したのびのびパスポート