青い海を未来に残そう 海保の図画コンク

 海上保安庁が実施している「第18回未来に残そう青い海・図画コンクール」の紀北地区の応募作品86点の展示が22日、和歌山県和歌山市の県民文化会館特別展示室で始まった。25日まで。

 和歌山海上保安部、海南海上保安署が主催。海洋環境保全の啓発活動の一環で、小中学生を対象に夏に作品を募っていた。

 作品は広い海を進むカメや、魚とダイバーが一緒に泳ぐ姿、太陽が沈む夕暮れの海などさまざま。絵の具や色鉛筆、コラージュなどさまざまな技法で表現し、子どもたちも「キレイな海で生き物たちが仲良く生きていけますように」などとメッセージを添えている。

 会場を訪れた油絵を描くという女性は「子どもたちの絵を見るのは大好き。伸び伸びとして、大人にはできない表現ですよね」と笑顔で話し、和歌山海上保安部管理課の杉﨑美香総務係長は「何気なく捨てたごみでも、さまざまな面で自分たちの生活や環境に影響します。絵画を通じて考えてもらう機会になれば」と話していた。

 23日には同館で優秀作品9点の表彰式が行われる。優秀作品は次の皆さん。

 【和歌山海上保安部長賞】村木凜晏(広瀬小3)▽林華菜子(西脇小4)▽竹中裕紀(保田中1)【海南海上保安署長賞】北谷市聖(広瀬小2)▽坂口莉瑚(有功小6)▽大野春奈(東和中1)【海上保安協会和歌山下津支部長賞】井伊蓮介(有功小1)▽池内結香(西脇小4)▽硲石弥耶日(東和中2)

色鮮やかに描かれた絵画がずらり

色鮮やかに描かれた絵画がずらり