天守閣にしめ縄飾り 和歌山城の新年準備

 和歌山県和歌山市の和歌山城天守閣二の門に28日、新年を迎えるにあたり、市民の多幸多福を祈願する「しめ縄飾り」が取り付けられた。

 飾り付けは天守閣の再建当初の昭和34年から続けられており、長さ約140㌢、重さ約7㌔のしめ縄を、職員が脚立で約3㍍50㌢の高さに取り付けた。他にも天守閣入り口正面では華やかな鏡餅と生け花が来場者を出迎える。しめ縄は1月7日まで飾られる。

 市和歌山城整備企画課の工藤直士主査(40)は飾り付けを終え「ことし一年も無事に終わり、最後の締めくくりができました。来年は天守閣再建60周年なので、和歌山城を盛り上げていきたい」と話していた。

 天守閣は初日の出に合わせ、元日の午前6時から9時まで無料開放し、先着1000人の来場者には記念品の「かわらけ」が配られる。

城門にしめ縄を飾り付ける市職員

城門にしめ縄を飾り付ける市職員