HACCP管理者資格を取得 近大生63人

 近畿大学生物理工学部(和歌山県紀の川市西三谷)食品安全工学科の学生63人が、一般社団法人日本食品保蔵科学会が認定する「HACCP(ハサップ)管理者」の資格を取得した。

 HACCPは、日本で義務化が検討される食品製造時の国際的な衛生管理基準。近年の日本食ブームによる食品輸出の拡大や東京オリンピックの開催で「食の安全」への関心が高まり、実務や指導する立場の人材であるHACCP管理者が多く求められている。

 同大学では学科のカリキュラムのみで資格の取得が可能で、今回新たに63人の学生が取得。同学科の累計資格取得者は378人となった。同科学会における資格取得者は12月時点で2122人。学科カリキュラムのみで資格取得できる大学としては最も多くの取得者を輩出している。