地方型IRを考える 県文でシンポジウム

和歌山マリーナシティ(和歌山県和歌山市毛見)への誘致活動が行われている統合型リゾート(IR)の制度設計を考えるシンポジウムが15日午後2時から5時まで、和歌山市の県民文化会館小ホールで開かれる。

県内の自治体や企業などで構成する「和歌山IR推進協議会」などが主催。シンポジウムでは県が目指すIRの構想について説明した後、京都大学公共政策大学院の佐伯英隆名誉フェローが「『IR形態の多様性について』―モデル発想からの脱却・地域に最適なIRとは―」、大阪商業大学アミューズメント産業研究所の美原融所長が「IR制度設計の方向性について」と題して基調講演し、2人と仁坂吉伸知事や片山博臣和歌山商工会議所会頭、足立基浩和歌山大学副学長らによるパネルディスカッションも行われる。

IRを巡っては、政府の有識者会議から、カジノに加えて国際会議場や大規模商業施設などの併設を求める意見が出されている。県は大規模施設の併設は地方では難しいとして、地方に配慮した制度設計とするよう求めている。

参加無料。事前申し込みが必要。定員300人(先着順)。11日締め切り。ファクスかメールで県企画総務課(FAX073・422・1812、メールe0201001@pref.wakayama.lg.jp)に申し込む。

問い合わせは同課(℡073・441・2334)。