濃霧で城も幻想的に 和歌山市内で2日早朝

 和歌山県和歌山市で2日早朝、冷え込みにより濃い霧が発生し、濃霧注意報が出された。

 視界が100㍍以下に遮られ、市内の中心部では車が速度を落としたり、ライトを点灯したりしながら走行。和歌山城では天守閣が霧に包まれて見えなくなり、堀周辺は乳白色に木々が浮かび上がる幻想的な光景が見られた。

 和歌山地方気象台によると、同日午前8時の気温は0・3度。前日の雨で湿った空気が冷却されたことで霧が発生しやすくなったという。濃霧は7時45分から9時10分ごろまで見られた。同気象台では昨年1年間で5回霧を観測している。

霧が立ち込め幻想的な和歌山城の堀と一の橋(午前8時30分ごろ)

霧が立ち込め幻想的な和歌山城の堀と一の橋(午前8時30分ごろ)