県教委2244人異動 女性管理職167人に増加

 和歌山県教育委員会は26日、4月1日付発令の人事異動を発表した。規模は、事務局等職員は195人で前年比38人減。教職員は小中学校と県立学校合わせて2049人で同134人減となっている。

 事務局等職員は、ICT教育や幼児教育の推進、全国高校総合文化祭、スポーツや文化の振興や他のさまざまな喫緊の課題への迅速な対応などを念頭に行われた。配置換えは176人(同37人減)、うち昇格は24人(同3人増)、女性は45人(同7人減)、退職は19人(同1人減)。

 教職員は、学校や地域の活性化、特色ある学校づくりに向け、小中学校は1508人(同72人減)、県立学校は541人(同62人減)が異動。新規採用者は小学校182人、中学校78人、高校22人、特別支援学校46人の計328人。本年度末の退職者は小中学校397人、県立学校220人の計617人(同19人増)。女性管理職は小中学校、高校、特別支援学校合わせて校長46人、教頭110人、事務長11人で合わせて167人(同17人増)となっている。

 組織改編では、プログラミング教育の普及などに向け、新たにICT教育推進担当の主管1人を義務教育課に配置。ワールドマスターズゲームズ2021関西や東京五輪などの推進に向け、スポーツプロジェクト推進担当の教育企画員1人を新たにスポーツ課に配置する。