紀の川右岸の北島湊線 6日完成を祝う式典

 和歌山県和歌山市の北島橋から紀ノ川大橋を東西に連絡する都市計画道路北島湊線が6日までに完成する。これにより、国際拠点港湾和歌山下津港(和歌山北港区)から和歌山市田屋の国道24号までの紀の川右岸道路の未改良区間が解消される。

 同線は、和歌山市北部を横断する紀の川右岸道路の一部で、2012年度に都市計画決定され、県が事業主体となり整備を進めていた。

 県道路建設課によると、区間は約1・4㌔。整備前は幅員3・8㍍の1車線で、対向する車の通行が困難だった。今回の整備により、片側1車線の2車線に変更。幅員3㍍、路肩50㌢の全幅7㍍に拡幅し、安全で円滑な通行を確保した。整備は北島橋側から進め、完了した部分から順次、供用を始めている。法定速度は時速60㌔。

 道路の完成により、第二阪和国道や近畿自動車道紀勢線などへのアクセスが向上。周辺地域への利便性が高まり、広域交通ネットワークの強化が期待される。

 6日には道路沿いの河川敷で「完成を祝う会」を開催。仁坂吉伸知事や尾花正啓市長らが出席し、万歳三唱などで完成を祝う。

都市計画道路北島湊線

都市計画道路北島湊線