農林水産業被害が50億円超 台風21号で県内
和歌山県は4日の台風21号による県内農林水産業被害の続報を発表。前回(5日時点)と比べて28億6126万円増加し、県全体の被害額(18日現在)は50億3915万円となった。
内訳は、農作物などの被害が前回比16億5481万円増の37億2367万円、畜産関係は同4918万円増の5398万円、水産関係は同1億9576万円増の2億2949万円、農地・農業用施設は新たに2000万円、林業関係は同9億4151万円増の10億1201万円となっている。
特に被害が大きかった農作物では、紀の川市やかつらぎ町の平核無(ひらたね)柿が枝折れや落果で11億1148万円、同市や海南市のミカンが倒木や落果で4億5117万円の被害など。林業関係で被害額が大きいのは、有田川町や日高川町などの治山関係27カ所で山腹崩壊、施設災害などがあり、7億9750万円だった。
調査は依然継続中で、被害面積や被害金額などは変わる場合がある。