おいしい地元バーガー 有功小6年生が開発

 和歌山市立有功小学校(園部、大橋はるみ校長)の6年生が地元食材を使ったオリジナルハンバーガーを開発し、園部のJAわかやま直売所「愛菜てまりっこ」いさお店で15日、販売会を開いた。

 同校は「食と健康」の研究指定校として1年生から食育の学習に取り組んでいる。6年生は総合的な学習の時間に「ハンバーガーを作る」という課題を設定し、地元食材を使い、栄養バランスを考えた健康的なバーガー作りに5月から取り組んできた。

 パン作りは地域にあるパン店で、食材の旬や地産地消については愛菜てまりっこで教わり、ハンバーガーの作り方はモスバーガーの食育プログラムを通して学んだ。

 1組は、地元の㈱ナカシタトウフの豆腐に和歌山の地鶏、紀州うめどりと国産豚のミンチを使った豆腐ハンバーグを挟み、テリヤキソースか梅ソースで食べる「GoodIバーガー」を開発。2組は、パティの代わりに焼いたうめどりをパンに挟み、梅ソースかショウガじょうゆソースで食べる「有功梅ポカバーガー」を作った。

 販売会では、店の前に販売用のテントを設置し、オープン時から長い列ができた。店頭に並べていたハンバーガーはすぐになくなり、児童は学校から作りたてのハンバーガーを急いで運び、周辺では看板を持った児童が大きな声で「おいしいバーガーいかがですかー!」と元気にPRした。

 吉田優星君(11)は「梅の風邪予防効果やショウガの体を温める効果とか、安全と健康を考えてみんなで作った。いろんな人が買いに来てくれてすごくうれしい」と話していた。

次々と客が訪れ大忙しの販売会

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