希望を胸に別れのとき 和市中学校で卒業式

和歌山市内のほとんどの中学校で8日、卒業式が行われた。市立東和中学校
(杭ノ瀬、山本均校長)では3年生133人が門出の日を迎えた。

卒業証書を手渡した山本校長は「学び合いの中で友達に聞ける、寄り添って答えられるようになって、大きく成長した。これから皆さんは別々の進路に進むが、東和での学びを忘れないでほしい」と式辞を述べた。

別れの言葉では、卒業生を代表して川端千彩咲さんと山本光晟君が3年間の思い出を振り返り、川端さんは「最上級生の私たちは良いお手本になれていたでしょうか。これからも誇りを持ち、素晴らしい学校にしてください」、山本君は「自分たちを育ててくれた先生や地域の人、家族に感謝の気持ちでいっぱい。これからは自分の選んだ道を進みますが、一人ではありません」と述べた。

2年生の武林柚さんは「歴史と伝統を受け継ぎ、より素晴らしい学校にしていきます。明るい先輩方らしく、支えてくれた仲間を忘れず、困難を乗り越えていってください」と卒業生にエールを送った。

本紙エリアでは7日に岩出市と紀の川市の本校、8日に和歌山市の本校、海南市、紀美野町、紀の川市の1分校、13日に和歌山市の1分校で卒業式が行われ、本年度は県全体で7649人が卒業する。

卒業証書を受け取る卒業生

卒業証書を受け取る卒業生