チャギントンいっぱい 貴志川線の車両刷新
和歌山電鐵貴志川線で運行中のアニメ「チャギントン」のラッピング列車がリニューアルし、9日に和歌山県和歌山市の伊太祈曽駅で公開された。
「チャギントン」は列車を擬人化した「チャガー」を描いたイギリスの人気アニメで、世界175カ国・地域で放送されている。同社の親会社である岡山電気軌道㈱が同アニメのキャラクター「ウィルソン」と「ブルースター」を実車化した「おかでんチャギントン電車」のデビューを16日に控え、PRのため10月から貴志川線で運行していたラッピング列車の車内の改装が完成した。
デザインはいずれも工業デザイナーの水戸岡鋭治さんが手掛け、外装とシートにはウィルソンとブルースターが散りばめられ、床はチャギントンのキャラクターが一面に並ぶ。中づりやポスターもチャギントン仕様とした。
一般公開には、しょうぶこども園(吉礼)と愛友保育所(同)の子ども約50人が参加。電車に乗った子どもたちは車内に描かれたウィルソンたちに大はしゃぎ。小嶋光信社長は、よんたま駅長と共に「みんなに少し早くチャギントン電車を楽しんでもらおうとリニューアルしました。これからは岡山でも走るので、そちらも楽しんでもらいたい」とあいさつし、チャギントン電車の製造工程をビデオで観賞した。
しょうぶこども園の井上陽葵ちゃん(6)は「楽しかった。電車の中がかわいかった。また乗ってみたい」と話していた。
ラッピング列車の運行日程は和歌山電鐵ホームページ(https://www.wakayama-dentetsu.co.jp/)に掲載。おかでんチャギントン電車のチケット詳細は特設サイト(https://okaden-chuggington.com/)から。