和歌山・台北市の交流さらに促進 覚書更新

2017年に和歌山市と台湾の台北市が締結した交流促進に関する覚書が5月に有効期限を迎えることから、和歌山市役所で15日、更新が行われた。

覚書は和歌山市出身の平松徳松氏が台北市に建設した料亭「紀州庵」の創建100周年式典で締結。昨年8月には中高生が台北市でホームステイし、台北市民に向け和歌山市についてプレゼンテーションする交流活動も行った。今回の更新で覚書の有効期限は前回より1年長い3年間、2022年までとなった。

台北市政府の薛春明(せつ・しゅんめい)副秘書長と尾花正啓市長が覚書に署名。薛副秘書長は「こうして緊密な関係を築けたのも紀州庵の縁があったから。締結から2年、芸術や観光など多くの交流を展開してきた。5月に来られる和歌山市の訪問団との交流を深め、奥行きあるものにしたい」と述べ、尾花市長は「紀州徳川家の和歌山入城400年の節目の年に覚書を更新できるのは光栄なこと。これからも文化芸術や人の交流をさせてもらい、さらに関係を深めたい」と話した。

覚書を手に尾花市長㊧と薛副秘書長

覚書を手に尾花市長㊧と薛副秘書長