花山にヤマツツジなど 地元団体が50本植樹

和歌山県和歌山市鳴神の里山「花山」で24日、環境保全団体「花山うららくらぶ」(中村源吾代表)がヤマアジサイやヤマツツジなど4種の苗木を植えた。

人が歩いて入るのが困難なほど荒れていた「花山」をよみがえらせようと、2000年に環境整備を開始。翌年から植樹を始め、里山の手入れなど月に2度の継続的な活動を実施している。これまでに5種約700本の苗木を植えた。
本年度も県緑化推進会の「緑の募金事業」の補助金交付を受け、苗木約50本を準備。団体メンバーと協力する新中村化学工業㈱の社員約20人が作業。小学生も参加し、山道沿いにスコップで穴を堀り、手際よく苗木を植えていった。苗木は早ければ来年、花を咲かせるという。

災害時、里山は避難場所にもなる。中村代表(50)は「防災面での役割は大きい。子どもたちが里山に親しんでもらえるよう、これからも活動を続けていきたい」と話していた。

苗木を植える子ども

苗木を植える子ども