地域の平穏祈る 和歌浦天満宮で春季例大祭

和歌浦天満宮(和歌山県和歌山市和歌浦西、小板政男宮司)の春季例大祭が25日に行われ、神楽の奉納や祝詞の奏上など厳かな神事で地域の平穏無事を祈った。

同宮の春季例大祭は、祭神である菅原道真公の命日(旧暦2月25日)に近いこの時期に毎年行われており、今回は氏子や地域住民ら約30人が参列した。

曇天ながら時折晴れ間がのぞく中で神事は進められ、集まった氏子らは筆塚の前に並び、神職からおはらいを受けた後、本殿に移動。太鼓の音が響き渡り、神職が魚や果物、野菜などを神前に供えた。小板宮司が祝詞を奏上し、神職に続き氏子一人ひとりが玉串をささげた後、巫女(みこ)が神楽「浦安の舞」を奉納し、世の中の平穏無事を祈った。

神事の後は、神職と氏子らが本殿の前で笑顔で記念撮影するなどし、境内は温かい雰囲気に包まれた。

参列者の前で神楽を奉納する巫女

参列者の前で神楽を奉納する巫女