特殊詐欺に注意して 強化の日に県警が啓発

和歌山県警は毎月10日を「特殊詐欺被害防止強化の日」に定め、10日に和歌山市一番丁の和歌山中央郵便局前で啓発活動を実施。通行人にチラシやうちわなどの啓発物を手渡して注意を呼び掛けた。

県警生活安全企画課員と特殊詐欺被害防止アドバイザー、和歌山西署員、同郵便局関係者ら約20人が参加した。

参加者は「『消費料金に関する訴訟最終告知のお知らせ』と書かれたはがきは詐欺」と呼び掛けながら、通行人に「電話機で特殊詐欺をシャットアウト!」「渡すな!キャッシュカード 教えるな!暗証番号」などと書かれたチラシ1000部とうちわ500部を配布して最近の特殊詐欺の手口などを話しながら注意喚起をした。

生活安全企画課の岡畑好紀犯罪抑止総合対策室長は「キャッシュカードは渡さない、暗証番号は教えないを徹底してほしい。少しでも不審なことがあれば警察に相談してください」と呼び掛けている。

5月末現在の特殊詐欺被害は13件(前年比9件減)、被害総額は2126万7460円(同5634万1292円減)となっている。

通行人に啓発する警察官ら

通行人に啓発する警察官ら