IR誘致「大丈夫」 横浜の正式表明受け知事
横浜市がカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致を正式に表明したことを受け、誘致を目指す仁坂吉伸知事は22日、報道関係者の取材に対し「競争相手が増えても、和歌山は和歌山の良さを生かして構想をつくっている。どこかが誘致に参加したからといって(構想を)変える必要はない。他の地域と正々堂々競争すればいい」と自信を見せた。
横浜市では同日午後に林文子市長が誘致を発表。横浜港の山下ふ頭で2020年代後半の開業を目指している。
IRをめぐってはこれまでに和歌山の他、大阪府・市、長崎が誘致を表明。和歌山県では和歌山市毛見の和歌山マリーナシティへの誘致を目指しており、フランスの大手事業者が事務所を開設した他、有識者会議の開催など誘致活動を進めている。
横浜市が3枠をめぐる誘致レースに加わったことについて仁坂知事は「申請するのは横浜の自由。有力なライバルとはこちらからは言えない。競争激化の可能性はあるが、大丈夫だと思っている」と語り、「私からすれば和歌山が一番。土地も整備しているので、申請が通ればすぐに建設できる」と利点を語った。