伝統行事で国際交流 新堀こども園餅つき
新堀こども園(和歌山県和歌山市新堀東、大林弘嗣園長)で21日、餅つきが行われた。園児と保護者、和歌山大学の留学生ら120人が参加し、餅を一緒につきながら交流を深めた。
子どもたちに日本の伝統文化を知ってもらいつつ、国際交流をしてもらおうと毎年開催。留学生は年長児と共にお茶会に参加した後、餅をついた。
用意されたもち米は8升。保護者らが蒸したもち米をこねてやわらかくすると、法被姿の留学生と年長児が餅つきをした。
留学生と園児は「1、2、1、2」とリズムを合わせて交互にきねを下ろし、他の園児も「よいしょ!よいしょ!」と応援。つき上がった餅は園児が小さく丸め、出来立てをそのまま食べたり、雑煮に入れて温かい餅を味わったりした。
年長の半羽永実ちゃん(5)は「お餅をつくのが楽しかった。やわらかくて、丸めているとちょっと硬くなってしまった。しょうゆをつけて食べたい」、ベトナムからの留学生、ジェップさん(23)は「餅は買ったことはあるけど、作るのは初めてで面白かった。お茶会も子どもたちと楽しい雰囲気でできた」と話していた。