新市民図書館が一部開館 キーノ和歌山で

 南海和歌山市駅の複合施設「キーノ和歌山」に市民図書館が移転し、19日から一部開館している。旧図書館が9月1日に休館して以来、3カ月半ぶりの再開。全面オープンはキーノ和歌山の商業ゾーンと同じく、来年4月下旬の予定。

 一部開館しているのは、2階入り口前の吹き抜けスペース。小説や歴史、趣味、科学など、新館本を中心に各ジャンルの書籍約1000冊が書架に並ぶ。書庫に置かれている分も含め、現在は約1万冊の貸し出しと返却、予約ができる。

 運営は指定管理者のカルチュア・コンビニエンス・クラブ㈱が行い、開館時間は午前9時から午後9時まで、年中無休に拡大した。窓口では、Tポイントカードの機能が付いた利用券の発行を受け付けている。

 貸し出し可能冊数も従来の10冊から15冊に増えた。返却は従来通り、市の各支所、コミュニティセンターなどでも可能で、4月のグランドオープン時には、JR和歌山駅前、ガーデンパーク和歌山などにも返却ボックスを設置する。詳しくは同館(℡073・432・0010)。

一部オープンした新市民図書館