ランチで気軽に就活 近大で県内企業とモグジョブ

大学の食堂でランチを食べながら学生と企業の人事担当者が気軽に交流する「モグジョブ」が5、6の両日、和歌山県紀の川市西三谷の近畿大学生物理工学部で開かれた。

和歌山商工会議所と㈱タスキ(愛知県)が共催。学生は企業名を知らず、スマートフォンで「企業の強み」や「働き方」などを選択する。企業は交流したい学生の学年や学科などの属性を選び、両者の希望が合えばマッチングとなる。中小企業の人材不足への対応と学生のミスマッチを減らし、地元で働く人を増やしたい考えだ。

5日は化学品メーカーのセイカ㈱(和歌山市南汀丁)と食品機械などを扱う製造メーカー・匠技研㈱(同市有本)の2社、学生4人が参加。学生は企業担当者から社風や働き方などを聞き、和やかに交流した。

生物工学科3年の新熊菜月さん(21)は「堅い雰囲気かなと思ったけど気軽に話せて良かった。企業のことだけでなく就活の仕方などにも相談に乗ってもらえてとても役立った」と笑顔。

同所企業支援部経営相談課のリーダー中浴正隆さんは「技術力がある素晴らしい会社があることを知ってもらい、地元で働いてもらえれば」と話した。

ランチをしながら交流する学生ら