名産ちぢみほうれん草 鞆渕の農園で収穫体験
和歌山県紀の川市鞆渕地区の名産「ちぢみほうれん草」の収穫体験が5日、中鞆渕の農園で行われ、市立鞆渕小学校と中学校の7人が大地の恵みに感謝しながら作業した。
農業体験で地元の名産を知り、生産者の気持ちを理解しようと毎年行う恒例行事。ことしで12年目を迎えた。
ちぢみほうれん草は、葉が縮れた状態に育つことからその名が付けられた。寒さに耐えられるように自身の水分を減らしながら成長し、葉が厚くなり、糖度が上がる。しゃぶしゃぶにして食べるとおいしいという。
児童や生徒たちは昨年10月に植えたちぢみほうれん草の茎の根本をハサミで丁寧に切り、土を落としてかごに入れ、袋詰めにした。
同中学校1年の大谷燦志朗君(13)は「4回目だけど楽しかった。食べたら甘くておいしい。多くの人に食べてほしい」と話した。
袋詰めにしたちぢみほうれん草は6日、同市豊田の紀の里ファーマーズマーケット「めっけもん広場」で販売され、同小の児童たちが買い物客にPRした。