大奥の発掘成果を展示中 わかやま歴史館
わかやま歴史館(和歌山県和歌山市一番丁)の冬の企画展「地下に眠る和歌山城二の丸大奥」が3月22日まで開かれている。
市は現在、紀州藩主の私邸、奥女中たちの生活の場であった和歌山城二の丸大奥跡の整備事業を進めている。大奥に関する資料は非常に少ないが、近年集中的に進められた発掘調査により、地下に眠る大奥の姿が明らかになりつつある。
今回の企画展は、発掘調査で見つかった浅野期の石垣、穴蔵(石組の地下室)などの遺構写真パネル、三葉葵紋鬼瓦、地鎮に使われたすり鉢などの出土遺物を展示している。
開館時間は午前9時~午後5時半(入館は5時まで)。入館料は大人100円。中学生以下と市内在住の65歳以上の人、障害者手帳を持っている人は無料。天守閣との共通入場券で入場できる。
問い合わせは市和歌山城整備企画課(℡073・435・1044)。