こいのぼり160匹 有田川河川敷公園で

端午の節句を前に、有田川河川敷の「ふるさとの川総合公園」(和歌山県有田市宮原町)で、色鮮やかなこいのぼり約160匹が掲げられ、風にそよいでいる。5月11日まで。

子どもたちのすこやかな成長を願い、有田川のイメージアップを図ろうと、市が1998年から行っている。こいのぼりは、家庭で使わなくなったものを市内外から募り、無償で提供されたものが使われている。

有田中央大橋付近から約700㍍の間に58本のポールが並ぶ。河川敷の遊歩道からは、大空を舞うこいのぼりの姿を見上げ、大橋の上からは、群れのように泳ぐ様子を一望することができる。

新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言が全国に拡大され、屋内施設の利用が厳しく制限される中、公園には親子連れらが訪れ、散策を楽しんでいる。

4歳の娘を連れて訪れた市内の主婦(35)は「家の中ばかりだと子どもも退屈する。外出には不安もあるが、近くに大きな公園があるのはありがたい」と話していた。

約160匹のこいのぼりが風に泳ぐ(有田中央大橋から)

約160匹のこいのぼりが風に泳ぐ(有田中央大橋から)