抗ウイルス大作戦 白浜空港で感染対策進む

白浜空港を運営する㈱南紀白浜エアポート(岡田信一郎代表取締役社長)は、地域全体の安全・安心を守り、事業者や住民が日常生活や事業活動を継続でき、旅行者に安心して選ばれる地域づくりを目指す「和歌山まるごと抗ウイルス大作戦~withコロナ時代に誰もが安心できる地域づくりへ~」プロジェクトを始めた。

同空港では羽田空港を結ぶ一日3往復の定期便が運休。15日から一日1往復で運航を再開する。これまで職員のマスク着用やアルコール消毒液の設置、利用者の密閉、密集、密接を回避するなどの対策を行ってきた。加えてターミナルビル内の抗ウイルス・抗菌コーティングを実施。

コーティングは酸化チタン、銀、プラチナを組み合わせた救急車などでも用いられている薬剤を到着ロビーやエレベーター、授乳室などに噴霧し、備品にも吹きつけて付着させることで接触感染のリスクを低減できる。さらに、宿泊施設、バス、タクシー、レンタカー、飲食店といった観光関連施設へ感染症予防に関する運営ガイドラインの紹介、3密回避アラート、抗ウイルス・抗菌コーティングなど具体的な対策を普及する。また、コーティング対策を実施したい事業者に向け、製品を販売している。

和歌山県内の宿泊施設、バス、タクシーレンタカー、飲食店事業者に向けては50%引きや支払い延長が適用される特別プランも用意。問い合わせは同社(℡0739・43・0095)。

カウンターに薬剤を吹き付け抗ウイルスコーティング(南紀白浜エアポート提供)

カウンターに薬剤を吹き付け抗ウイルスコーティング(南紀白浜エアポート提供)