和商がコールド勝ち 投打に紀中館を圧倒

紀央館  0 0 0 0 0 1 0  1
和歌山商業 11 0 0 0 3 0 × 14

(7回コールド)
〔紀〕山田、見﨑、田中、井戸―藤原〔和〕宮田率、吉田新、松尾英―高岡▽2塁打=吉田新(和)

「2020 夏 高校野球和歌山大会」は大会9日目の30日、和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で3試合があり、第2試合では和歌山商業が序盤から紀央館を投打に圧倒し、14―1で7回コールド勝ちを収めた。

和商は1回裏、相手投手の制球難に乗じ、暴投や押し出しの四球などで得点。宮本、宮田樹の適時打で追加点を挙げた。5回には吉田新の適時2塁打などで3点を加え突き放した。

先発の宮田率は変化球を軸に打たせて取り、6回途中まで3安打無失点に抑える好投。6回途中からは吉田新、松尾英とつなぎ、相手の反撃を1点に抑えた。

和商の田中誠藏監督は「4、5点の勝負だろうと思っていたが、初回の得点で楽になった。宮田率は特に変化球が良く100点満点の投球をしてくれた」と振り返り、好投の宮田率は「初回から全力で行った。初回にたくさん点を取ってもらい、リラックスして投げられた。直球の走りはいまひとつだったが、スライダーが投げたいところに決まった。2回以降も点差を気にせずテンポ良く投げることができた」と充実感を漂わせていた。

 

1回表、宮本が右前適時打を放つ(和商)