各地で35度以上の猛暑日 熱中症搬送相次ぐ

和歌山県内では17日に日高川町で38・4度、田辺市龍神で37・2度と2地点で観測史上最高気温を記録し、18日も日中の最高気温が和歌山市で36度を記録するなど猛暑日となった。

和歌山市のJR和歌山駅周辺では18日の午前中、帽子をかぶったり、日傘を差したりした人が日光を避けるように歩く人も多かった。一方、片男波海水浴場では親子連れや若者が砂浜にテントを張り、波打ち際で遊ぶ様子が見られた。

和歌山市消防局によると、10日から17日までの1週間で熱中症による救急搬送は61件あり、昨年8月と比べて一日あたりの搬送件数が12日ごろから増えているという。多くは高齢者で、屋外での活動中に体調を崩したり、家のエアコンの設定温度が高かったりしたという。

気象台では18日に高温注意情報を発表。県内は19日は高気圧に覆われて晴れ、高温の時間帯が続くことから、外出時には水分と塩分の補給、屋内でもカーテンで日差しをさえぎり、エアコンを使って室温の調整に気を付けてもらいたいとしている。

日差しが照りつける片男波海水浴場(18日午前11時8分)

日差しが照りつける片男波海水浴場(18日午前11時8分)