九州豪雨被災地に募金 那賀高ボランティア部

7月に発生した豪雨により被災した九州の人たちを支援しようと、和歌山県立那賀高校(岩出市高塚)のボランティア部は19日、同市大町のマツゲン岩出店で募金への協力を呼び掛けた。

同校は教育目標の一つに「地域に貢献する那高生」を掲げる。同部では毎年、文化祭が行われる9月の2日間に合わせて募金活動を実施しているが、ことしは新型コロナの影響で文化祭の規模を縮小したことから、保護者や地域住民に募金を呼び掛けることができなかった。

そのため学校に近い同店で募金を行い、10月29日の放課後には1回目の募金活動をした。

19日の活動ではボランティア部の1・2年生3人が参加し、買い物客に「募金お願いします」と呼び掛けた。

部長で2年の釼本澪さん(17)は「今回の募金が少しでも役立てばうれしい」と話した。

集まった募金は「令和2年7月豪雨災害義援金」として、11月下旬に日本赤十字社を通じ、主に九州地方に届けられる。

 

買い物客に呼び掛ける生徒たち