地域を花いっぱいに 打田中生が住民と交流

和歌山県紀の川市東大井の市立打田中学校(松下裕充校長)でこのほど、生徒と地域の人が花を植えて交流する「花いっぱい運動」が実施された。

花いっぱい運動は地域の人々が交流する機会を持ち、連携して学校教育の活性化を図る取り組み。 ことしは新型コロナウイルスの影響で校内行事の多くが中止に。「何かできないか」と市青少年健全育成推進協議会打田支部を中心としたメンバーが声を上げた。生徒会と同支部が数回打ち合わせを重ね、花の種類や植える場所などを話し合った。

参加したのは3年生136人と同支部、民生委員児童委員協議会、更生保護女性会、学校運営協議会。

花植えでは、生徒が12グループに分かれて作業。各会の参加者から指導を受けながら、プランターにオレンジや黄、紫色などのビオラをはじめ1000個の苗を植えた。

生徒会長で3年3組の山口心温さん(15)は「地域の人々とコミュニケーションができて、貴重な体験ができました。卒業式で、植えた花を花道にして笑顔で歩きたい」と話した。

花を植える生徒たち

花を植える生徒たち