和歌浦の象徴に 玉津島神社の西大鳥居完成

老朽化により1997年に撤去され、再建が願われていた玉津島神社(和歌山県和歌山市和歌浦中、遠北明彦宮司)の西大鳥居がこのほど完成した。23日には奉告祭が行われ、関係者がくぐり初めをして完成を喜んだ。

再建された西大鳥居は高さ約5㍍、間口約4㍍。市など関係者の協力を得て、6月ごろから工事を行い、鋼鉄製で風や雪にも耐えられる堅固な鳥居がこのほど完成した。

奉告祭では祝詞を奏上し玉串を奉てんした後、出席者が再建された西大鳥居を一礼してくぐり歩いた。

権禰宜の遠北喜美代さんは「感無量。昔から地域の人に大切にされてきた場所。美しい和歌の浦、玉津島神社の象徴として末永く愛されることを願い、また後世に残し伝えていければ」と話した。

 

再建された鳥居