新たに20人感染 野㞍技監「コロナ侮らないで」

和歌山県は18日、県内で新たに20~80代の男女20人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表された。このうち、湯浅保健所管内の70代男性会社経営者が重篤。県内の累計感染者は885人となった。15人が退院し、18日午後1時時点で126人が入院している。

保健所管内別の感染者数は、和歌山市14人、湯浅3人、海南1人、田辺1人、橋本1人。和歌山市の人口10万人当たりの新規感染者数は21・9となった。

重篤となっている男性は、8日から体調不良で発熱や全身倦怠感などがあったが医療機関を受診せず、17日に救急搬送された。18日に陽性が判明。基礎疾患があるという。

和歌山市の感染者は、50代会社員男性、30代会社員女性、20代会社員男性、30代パート職員男性、50代介護事業所職員女性、30代会社員女性、60代無職女性、40代会社員男性、80代無職男性、20代アルバイト男性、70代自営業男性、50代会社員女性、30代会社員男性、30代会社員男性。50代介護事業所職員の勤務先では、すでに利用者の感染が判明している。海南保健所管内の感染者は60代会社経営の男性で、年明けに大阪や名古屋へ行っていた。

県福祉保健部の野㞍孝子技監は18日県庁で記者会見し、症状が出てから受診までに日数が経過している人がいることにふれ、「コロナを侮ってはいけない。食欲不振、息苦しさなど体調不良がある方は早く医療機関に行っていただきたい」と呼び掛けた。

「コロナを侮ってはいけない」と話す野㞍技監

「コロナを侮ってはいけない」と話す野㞍技監