消毒液スタンド エムテックが本社に寄贈

「新型コロナウイルスの感染防止に役立てて」と、和歌山県紀の川市桃山町段の鈑金加工業、㈱エムテック(根来繁社長)はこのほど、㈱和歌山新報社(和歌山市福町)に、自社で開発した、消毒液のポンプボトル用スタンド1台を寄贈した。

足元のペダルを踏むと、スタンドに設置された容器から消毒液が噴射される仕組み。使用の際、容器に触れずに手指を消毒できるので衛生的。

同社によると、昨年6月に販売を開始して以来、全国各地から注文があり、約500台(昨年12月末時点)を販売。県内でも多くの飲食店や高齢者施設、金融機関などに設置されている。

耐久性のあるステンレス製。盗難防止機能のあるものなど3タイプあり、価格は8000円~1万4000円(税別)。サイズは、組み立て不要のⅢ型で幅28㌢、奥行き28㌢、高さ96㌢。高さ15~26㌢の消毒液容器に対応でき、重量は3・9㌔。

寄贈されたスタンドは、和歌山新報社の入り口に設置。来客時の手指の消毒に使われている。

エムテックの開発室室長、根来昌平さんは「まだまだコロナ収束の兆しが見えない中、県内の事業者さんにもぜひ有効に活用していただければ」と話している。

問い合わせは同社(℡0736・66・2426)。

寄贈した消毒液スタンドと開発者の根来室長

寄贈した消毒液スタンドと開発者の根来室長