和歌山を第一の故郷に 宮沢新県警本部長
18日付で警察庁公安課長から県警本部長に着任した、宮沢忠孝警視長(49)の着任会見が20日、県警本部で行われ、県の印象や抱負などについて語った。
千葉市出身で、関西への赴任は初めてという宮沢本部長は「これまで縁が薄かったが、本部長として着任した以上、第一の故郷として、仕事に当たりたい」とし、和歌山の印象については「高野熊野の世界遺産に代表されるように、長い歴史と豊かな自然がある土地。諸先輩から教えられた『赴任地を愛せよ』という言葉通りに、仕事やプライベートで、県内のいろんな所に行きたい」と述べた。
本部長の仕事については「人事や業務を一手に掌握する立場にあるが、県内情勢や現場を分かっておらず、全知全能ではない。自分が無力ということを自覚し、県民や職員に敬意を払い、話に耳を傾けたい」との考えを語り、決意を示した。