和工が3連覇 全国高校ラグビー県大会

 第91回全国高校ラグビー大会県大会の決勝が13日、和歌山市毛見の紀三井寺陸上競技場で行われ、和歌山工が近大和歌山を21―7で下し、3連覇を達成。 12月27、28の両日、東大阪市の近鉄花園ラグビー場で開かれる全国大会出場を決めた。 4年ぶりに和歌山市勢が激突。 試合は王者の和工が辻井、服部の2トライでリードを広げ主導権を握ると追いすがる近大和歌山の攻撃を食い止め、14点差を守り切った。しんぽう写真館はこちらから

和 工21(14―0、7―7)7近大和歌山
 総合力で勝る和工は前半13分、 敵陣ゴール前スクラムからHB辻井が抜け出しトライ。 さらに17分には敵陣22㍍ラインアウトからモールで押し込み、 ナンバー8服部がトライを決めて14―0で前半を折り返した。 和工は後半3分にも、 敵陣中央ゴール前ラックからFW林が飛び込んでトライ。 辻井のこの試合3本目となるゴールも決まり、 21―0とした。 7分に近大和歌山にトライを奪われ、 一進一退の激戦を繰り広げた。 和工はミスが目立ち始め、 近大和歌山のオープン攻撃と低いタックルに苦しむ場面もあったが、 選手一人ひとりの粘りと気迫のタックルで得点を阻止。 19回目(光風工含む)の全国切符を手にした。

 序盤からスクラムで劣勢に立たされた近大和歌山は、 後半に入り南方のトライをきっかけに猛攻を展開したが、 和工の固い防御を破ることはできなかった。

 和工の田中主将は 「3連覇のプレッシャーがあり、 ミスが多く内容が悪かった。 花園では県代表に恥じないプレーで勝ちたい」。 ナンバー8の服部は 「全国大会では自分が突破口となって、 みんなで走ってトライを奪いたい」と話していた。

 監督=山下弘晃▽主将=田中諒太▽選手=上森貴弘、 中家賢一、 林弘樹、 菊谷草太、 松尾和真、 木村匡伸、 服部航介、 岩本剛長、 辻井聖弥、 岡本遼平、 土岐克司、 北崎拓実、 谷口真之、 永金若馬、 三家詢平、 鈴木涼平、 山田泰士、 西岡健志、 菊野雄大、 西出晃啓、 河野壮真、 櫛永悠真、 木戸駿秀、 阪本翔太