津波避難ビルなど追加指定 和歌山市
東日本大震災の教訓を生かそうと、 和歌山市は新たに 「津波避難目標地点」 を21カ所設定。 さらに 「津波避難ビル」 12カ所、 「津波避難場所」 6カ所を追加指定した。 改訂版の防災マップは市報1月号と一緒に配布する。 大橋建一市長が18日の定例会見で明らかにした。
市によると、津波避難目標地点は市が指定した避難場所ではないが、津波時に安全性の高い場所とし、 名草山周辺登山道や紀伊風土記の丘 (西和佐)、サニータウン方面(加太)などを指定している。また、津波避難ビルと津波避難場所は、津波から一時的に避難する場所としてこれまで27カ所設定し、今回18カ所を追加した。従来のマップでは市内を30分割していたが改訂版では全42地区ごとに分割、高低差が分かるように表記するという。