山東省の経済担当者が中小企業にエール

 8月に山東省で開かれた企業商談会の報告会 (県中小企業団体中央会主催) が24日、 和歌山市七番丁のモンティグレ (ダイワロイネットホテル和歌山) で開かれ、 県内の経営者ら約40人が参加。 山東省政府駐日本経済貿易代表処 (東京)の郭全涛 (かく・ぜんとう) 主席代表が、 日本の中小企業の山東省への進出などについて話した。

 日本企業の海外展開について 「これまでは大企業が主だったが、 近年は中小企業が拡大してきている」 と話し、 中小企業が進出するケースとして 「大企業の進出を受けての進出」「円高を受けての進出」 の2つを挙げた。

 中小企業が集団で進出すると、 安く土地が手に入ることや、 地元政府の支援が受けやすくなることなどのメリットがあると説明。 その上で、 山東省では日本の中小企業を受け入れるためにインフラを整備し、 レンタル工場の建設計画もあると紹介した。

 郭主席代表は 「山東省と和歌山県は姉妹都市として友好関係を続けており、 信頼関係がある方が事業の成功率が高い。 皆さんをサポートしていきたい」 と締めくくった。

 その後、 煙台経済技術開発区投資促進局の王林副局長が 「煙台経済技術開発区の現状と日本企業向け工業団地の紹介」 と題して、 現地の映像を映しながら話した。