10高校の生徒会が連携 17日に初イベント

 主に和歌山市内の県立高校10生徒会でつくる 「わになる和生会」 は17日、 同市西の県立和歌山交通公園で、 初のイベント 「小学生のための安全教室」 を開く。 参加無料。 生徒らは日常生活や交通面での安全に関するクイズ、 紙芝居、 寸劇などを発表する他、 自転車のマナーを実技指導する。

 同会はことし1月、 日ごろ学校間の交流の少ない生徒らが集い、 一つのことを一緒に取り組む機会をつくろうと発足した。 県立和歌山東、 県立和歌山、 海南市立海南下津などが参加している。

 今回は、 全体会議で上がった11案の中から、 「役に立つことをしたい」 と幹事校の和歌山東が提案した同イベントを開催することになった。

 当日は、 各校持ち時間20分前後でミニコーナーを設ける。 和東は生徒会元会長で3年生の三島麗子さん(18)が中心となり、 低学年を対象とした 「盗難」 「いじめ」 「万引き」 など5つの寸劇を検討中。 低学年が見て分かりやすく、 より興味を引き付けられるよう工夫し、 劇中でそれが良いことか悪いことかを問い掛ける○×クイズを出すという。

 三島さんは 「自分が企画した最後の仕事であり、 この会一番目の仕事。 精いっぱい楽しんでもらえるよう頑張るのでぜひ、 来てください」 と呼び掛けている。

 主催者が実技指導参加者の傷害保険加入手続きをするため、 参加したい小学生は学校を通じてなるべく申し込みをすること。 14日まで。 当日の参加もOK。

 問い合わせは和東の上野教諭 (℡073・472・5620)。